犬猫がトイレでいきむ|便が出ない?尿が出ない?見分けるポイント

犬や猫がトイレでいきんでいると、「便秘かな?」と思うことがあります。でも、いきみは便だけでなく排尿トラブルでも見られます。まず確認したい便・尿の状態と、受診を急ぎたいサインを解説します。

犬猫がトイレでいきむ

便が出ない?尿が出ない?見分けるポイント

トイレに入って、何度も力んでいる。

長い時間しゃがんでいるのに、なかなか出ない。

そんな様子を見ると、

「便秘かな?」
「うんちが出ないのかな?」

と思うかもしれません。

でも、トイレでいきむ=便秘とは限りません。

便を出そうとしているのか、尿を出そうとしているのか。

まずは、実際に何が出ているかを確認することが大切です。

① まず、便と尿を確認しよう

トイレでいきんでいたら、排泄後のトイレを確認します。

便は出ている?
尿は出ている?
いつもより量が少なくない?

便が出ていなければ便秘などが考えられますが、尿が出ていない場合には尿路のトラブルも考える必要があります。

特に猫では、排便と排尿の姿勢が似ているため、「便秘でいきんでいる」と思っていたら、実際には尿を出そうとしていたということがあります。


② 硬い便・少量の便しか出ない

何度もいきみ、

硬く乾いた便が少しだけ出る
小さな便しか出ない
排便に時間がかかる

といった場合は、便秘の可能性があります。

ただし、便秘の程度や原因はさまざまです。

便だけを見るのではなく、食欲、元気、嘔吐の有無など、その子全体の様子も確認しましょう。

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③ やわらかい便なのにいきむこともある

「いきむ=硬い便」とは限りません。

下痢や大腸の不調などでは、少量のやわらかい便を何度もしたり、便をしたあとも排便姿勢を繰り返したりすることがあります。

このときは、

便の回数
便の量
粘液の有無
鮮血が混じっていないか

なども確認します。

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④ 尿を出そうとしていないか確認

ここは特に重要です。

トイレでいきんでいるように見えても、実際には排尿しようとしている可能性があります。

次のような様子がないか確認してください。

何度も排尿姿勢をとる
尿が数滴しか出ない
まったく尿が確認できない
排尿時に鳴く・痛そうにする
血尿がある
陰部を頻繁になめる

こうした場合には、膀胱や尿道などの病気が隠れている可能性があります。

特に「尿が出ない」は要注意

何度も排尿姿勢をとっているのに、尿がまったく出ない、またはほとんど出ない場合は様子を見ないでください。

尿道が閉塞している場合、緊急の治療が必要になることがあります。

特に雄猫では尿道閉塞に注意が必要です。

「便秘かな?」と判断せず、尿が出ているか分からない場合も動物病院へ相談しましょう。


⑤ いきんでいるときに確認したいこと

トイレでいきんでいることに気づいたら、「いきんでいる」という行動だけでなく、排泄物と全身状態をセットで見ることが大切です。

確認したいのは、

  • 便と尿のどちらが出ているか

  • 便・尿の量

  • 便の硬さや形

  • 血や粘液がないか

  • 何回くらいトイレに行っているか

  • 痛そうにしていないか

  • 食欲・元気はいつも通りか

  • 嘔吐していないか

写真や動画、排泄回数などを記録しておくと、受診した際に状況を伝える材料になります。


⑥ こんなときは動物病院へ

トイレでいきむ原因は一つではありません。

特に、

尿が出ない・ほとんど出ない
何度もいきむのに何も出ない
強く痛がる・鳴く
血尿がある
嘔吐している
ぐったりしている
食欲が低下している

といった変化があれば、動物病院へ相談してください。

なかでも、尿を出そうとしているのに出ない場合は緊急性があります。


まとめ|「いきむ=便秘」と決めつけない

犬猫がトイレでいきんでいたら、

「便が出ないのかな?」だけではなく、
「尿は出ている?」も確認する。

そして、

何が出た?
どのくらい出た?
いつもと何が違う?

まで見てあげましょう。

毎日の排泄を知っている飼い主さんだからこそ、小さな変化に気づけることがあります。

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